自身の復旧したいデータの重要度に応じて 業者の選定をしましょう
他にはデータ復旧の技術レベルが特に高い業者の特徴として、下記があげられます。
データ復旧の対象となるHDDやSSD、スマートフォン、USBメモリ等の機器は、機器の種類によってデータの保存形式や発生する障害の種類が大きく異なります。つまり、機器によって必要とされるデータ復旧の技術やノウハウも異なるのです。
記憶媒体が故障した際に、誤った対処をしてしまうと、記憶媒体に発生している症状が悪化し、最悪の場合にデータが取り出せなくなってしまう可能性があります。
データ復元ソフトの使用など、個人の作業では、データが復旧できなくてもソフトの代金が返ってくることはないため注意しましょう。
自力で取り出そうとして、記憶媒体の状態が悪化してしまったり、パソコンが元に戻せなくなってしまう可能性も考えられます。不安な方は自分で対処するのは控え、データ復旧業者にまとめて依頼するようにしましょう。
データ復旧業者の選定ポイントの前に、まず避けた方がいい復旧業者の特徴を解説します。
パソコンが水没や水濡れしてしまった時には特に注意が必要です。液体が基盤についてしまうと腐食を進めてしまいます。ドライヤーなどで乾かすことはかえって状態を悪化させてしまう為、すぐに専門のデータ復旧・修理業者に連絡しましょう。基盤自体も同じ型・互換性のあるパーツ自体の入手が難しいことや基盤の交換だけでは問題の解消にはならないことも多いため専門知識のある業者に任せた方が無難です。
落下による衝撃や経年劣化によってデータの読み込みを行う磁気ヘッドとデータを記録しているプラッター面が接触してしまうと記録面に傷がついてしまいます。プラッターの記録面に傷(スクラッチ損傷)が生じるとデータが入っている部分が削れる・データが破壊される事もありえます。HDDにエラーメッセージが表示される際には不良セクタ(記録メディアで読み込み・書き込みができなくなったセクタ(領域)のこと)が発生している・限られた範囲に物理的な故障が発生した為に表示されることが多いものです。特にHDDは長い時間読み込み・書き込みを繰り返している為、不良セクタが生じやすくエラーも発生しやすいメディアの一つです。
業者次第で、データ復旧業者にパソコンごと持ち込むことによって、内蔵HDDやSSDを取り出しも一緒に対応できる業者もあります。
機器に異常を感じた時にはなるべくそのままの状態で保管して、早急にデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。
不正調査の多くは、営業資料の持ち出しや転職に伴う機密データの不正コピーです。初めてご相談くださる際には、詳細についてお話ずらいかもしれませんが、相談会の前に秘密保持契約を締結いたしますのでご安心ください。なお、データの持ち出し方法やタイミングにはある程度傾向がみられます。また全く無関係に思えるデータが、実は大切な証拠になることもあります。デジタルフォレンジック調査は解析技術だけでなく、調査の進め方も重要であると認識しています。
なぜなら、データ復旧は外科手術と同じで何度もできるものではなく、最初の対応がその後の復旧率を左右するカギであると言われているからです。
記録メディアに論理的障害が発生した時には、データ復旧作業が必要になります。
自身の復旧したいデータの重要度に応じて、業者の選定をしましょう。
パソコンの動作が不安定、動かない、起動できない等の不具合が発生した時に「復旧」の他に「リカバリ」という単語が目に入ることがあります。リカバリを訳すと復旧と同じになるため、同じ意味に考えがちですが、パソコン用語の「リカバリ」と「データ復旧」は全く違う為、注意が必要です。何を復旧するのかの意味合いが違うため混同しないようにしましょう。