サーベイメーターとは
放射性物質は原子炉の冷却水に溶け出し、原子炉冷却系配管内面に吸収され、作業者の外部被曝の原因となります。機器を分解修理する場合などは表面汚染も注意が必要ですので、サーベイメータは作業時の必携品です。
最先端技術を駆使した451P電離箱サーベイ・メーターは、通常の環境下のみならず、苛酷な環境下においてもお使い頂けるバッテリー駆動の小型軽量携行型メーターです。自動レンジ切替で、各種の放射線源(X線とガンマ線)からの線量率と蓄積線量を測定します。電離箱検出器は漏出、原子線散乱及びピンホールからの放射線に対して高速応答が可能です。
「S&DLサーベイメーター」は、土壌、河川、地下、水中などでの放射線量を0.01~100μSv/hまでの範囲で検出し、長期計測を可能にした装置です。
センサー部とメモリー部が一体化しており、電源は単一型乾電池もしくはDC12Vバッテリーが利用可能です。単一型アルカリ乾電池使用で、最大2ヶ月程度の自動計測ができます。
survey meter. 空間線量率の測定や表面汚染の検査などに用いられる小型で可搬型の放射線測定器である。空間線量率測定用のサーベイメータのうち、電離箱式、GM管 式、シンチレーション式、半導体式がγ線、X線 用に用いられる。β線放出核種による汚染の検査にはGM管式、比例計数管式が、α線放出核種にはシンチレーション式がよく用いられる。熱中性子の測定にはBF3ガス、またはHe−3ガスを充填した比例計数管式が用いられ、速中性子の測定にはこの比例計数管を中性子減速材(パラフィン、プラスチックなど)で覆い、速中性子を熱中性子化して測定する。