物理サーバとは 物理的に存在する1台のサーバを指します
サーバは、主にインターネットサービスを提供する企業が構築しています。そもそもサーバとは、どのような機能を提供するコンピュータなのでしょうか。
FTP ( File Transfer Protocol ) サーバは「ファイル転送プロトコル」とも呼ばれ、Webサーバにファイルを送受信するのに使用されます。リクエストがあった時だけファイルを送信する Webサーバとは異なり、FTPサーバはクライアントからサーバへのアップロードやサーバからのダウンロードが可能です。Webサイト ( ホームページ ) 作成の際は Webサーバ上に新しいファイルをアップロードするために FTPサーバが用いられています。
物理サーバとは「物理的に存在するサーバ」のことです。クラウドサーバとは「物理的な実態のないサーバのこと」とよく説明されますが、実際には物理的サーバは存在しています。では両者で何が違うかというと、物理サーバは1台1台のサーバのことを指しています。オンプレミス型サーバの場合は、ネットワークやサーバを自社で構築しているため、物理サーバを使用していることになります。対してクラウドサーバは仮想サーバとも呼ばれ、複数のサーバ群を1つにまとめ、仮想的に1台のサーバを作り出します。物理サーバの容量を増やすには、物理的にもう1台用意しなければなりません。クラウドサーバなら、あくまでも仮想環境なので、もう1台サーバを用意する必要がなく、スペースやコストの削減につながります。クラウドサーバの良いところはサーバに負荷がかかっても柔軟に対応できること。物理サーバの場合、高い負荷がかかって容量を超えるとサーバダウンしてしまいますが、クラウドサーバの場合はダウンすることはありません。メリットとしては、物理サーバは自社のエンジニアが自由にカスタマイズできる柔軟性があります。クラウドサーバのメリットは、サーバの保守が不要であったり、すばやく導入・スペック変更ができることです。
DNS ( Domain Name System ) サーバとは IPアドレスとドメインを結びつけるのに使用するサーバです。IPアドレスとはネットワークに接続している機器に割り振られた固有の番号で Web上の住所のようなものです。しかし、数字の羅列で人には覚えにくいため、その数字の羅列に名前を付けたものがドメインです。
物理サーバとは、物理的に存在する1台のサーバを指します。CPUやメモリなど、物理的なハードウェアリソースを所有し、サーバ容量が足りなくなった場合には物理的に台数を増やして対応する必要があります。物理サーバ1台に搭載できるOSは1種類につき、仮想サーバのように複数のOSが並行して稼働することはないため安定した性能を確保できます。