プロキシサーバーのアドレス

プロキシサーバーのアドレス

Webサイトへの接続をすべて中継しているプロキシサーバは、利用者の接続IDやパスワードなどの機密情報を含むデータも中継します。もし、プロキシサーバが悪意を持つ第三者によって設置された者である場合などは、こうしたパスワードなどの情報が抜き取られてしまう恐れがあります。

図1の例でルーター経由の時はあて先IPアドレスにWebサーバーの情報(210.0.0.1)が入っていましたが、図2のプロキシ・サーバー経由の時は最終目的地であるWebサーバーのIPアドレス情報がありません。クライアントからのパケットを受け取ったプロキシ・サーバーは、なぜ正しいWebサーバーへアクセスできたのでしょうか(ちょっと意地悪な質問なのでクイズ感覚で想像してみてください)。

SOCKSプロキシは、プロトコルに依存しないため、あらゆるインターネットトラフィックに使用することができます。

クライアントプロファイルで「デフォルトのWebブラウザ設定を使用する」チェックボックスが選択されている場合は、ユーザーのデフォルトブラウザ側の設定をもとにプロキシサーバー設定が決められます。SGDClientは、このプロキシ設定をクライアントデバイス上のプロファイルキャッシュに格納し、次回の起動時にこれらの設定を使用します。

ID・パスワードによる認証を有効化していないと、公開プロキシサーバーとして誰でもアクセス可能になってしまいます。不特定多数の人に利用されればセキュリティリスクが高まり、ウイルス感染や個人情報の流出といった被害に遭うかもしれません。他にも、犯罪経路に利用される可能性もあります。

ブラウザ側の設定をもとにクライアントプロキシサーバー設定を決める場合は、自動設定スクリプトを使って自動的にプロキシ設定を行うことができます。

プロキシサーバーを安全に利用するためには、適切な設定を行うことが不可欠です。これができていないと、情報の漏えいなどのリスクにもつながる可能性があります。たとえば、正しいアドレスを入力しないと、別のプロキシサーバーを経由しようとします。情報漏洩につながるリスクもあるので、こうしたことがないように設定はしっかりと確認しましょう。

さらに匿名性を高める方法に「多段プロキシ」があります。通常、通信の中継は「クライアント」→「プロキシサーバー」→「Webサイトのサーバー」の1回のみです。しかし、多段プロキシでは中継を複数回おこないます。「プロキシサーバーA」→「プロキシサーバーB」→「プロキシサーバーC」→「Webサイト」と、複数のサーバーを経由するため、身元を隠しやすくなります。

多数のアクセスが集中している場合、アクセスに対してプロキシサーバーのスペックが不足していると、最大通信速度で対応できなくなる可能性があります。
プロキシサーバーのCPUやメモリなどのリソースに余裕がなく、ひとつひとつの処理の実行に時間がかかっている状態です。
このような事態を避けるために、現在の社員数や将来増加することが予測される社員数から問題なく処理が行えるスペックを割り出し、確保しておく必要があります。
加えて、社員がアクセスするWebサイトの傾向を把握しておくことも重要です。
画像や動画が豊富に使用されているWebサイトへのアクセスが多い場合、テキストベースのWebサイトよりもプロキシサーバーにかかる負荷は大きくなるため、高いスペックが求められます。

SIPプロキシは、コールルーティング、ロードバランシング、SIPトラフィックを多数のサーバーに分散して、ネットワークパフォーマンスを最適化することができます。また、認証、暗号化、DDoS攻撃の防御などのセキュリティ機能を提供することも可能です。

プロキシサーバーを利用することで、よりプライベートなブラウジングが可能になりますが、プロキシサーバーの種類によって匿名性の高さは異なります。

プロキシサーバーのipアドレスを確認するには、設定画面を見ることです。設定画面はデバイスによって異なります。

モバイルプロキシとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でホストされ、携帯電話会社から割り当てられたIPアドレスを持つ仲介サーバーのことです。モバイルプロキシの用途としては、モバイルアプリのテストやモバイル広告の検証などがあります。

VPNはユーザーのデータを暗号化しますが、プロキシサーバーにはできません。オンラインバンキングやオンラインショッピングなどで、より強力なセキュリティ対策を行うには暗号化は重要です。

キャッシュによる高速化を求めて利用しても、プロキシサーバーの性能によっては逆に遅くなることもあり得ます。また、悪質な公開プロキシサーバーにアクセスして、個人情報を盗まれるかもしれません。

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