サブネットとは ネットワークを細分化することです
クラスAは最上位のビットが「0」で始まり、続く7ビットがネットワークアドレスになります。
サブネットとは、ネットワークを細分化することです。巨大なネットワークの中に細分化された小さいネットワークが存在することで、不要なネットワーク経路(ルータやスイッチなどのネットワーク機器)を通る事なく、効率的に目的の機器同士の通信が可能となり、短い距離で宛先に到達できます。サブネットを用いたネットワークのことをサブネット化されたネットワークと呼びます。サブネット化するにはサブネットマスクを用いてIPアドレスを分割し、分割されたIPアドレスは4つの数値の後に/(スラッシュ)と区切られたネットワークの数値が記載されます。
クラスによって区切られる数値が異なり、ホスト数が多いクラスAが大規模なシステム構成で用いられ、ホスト数が少ないクラスCが小規模ネットワーク構成で用いられます。
IPアドレスには「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の2種類のものを設定できます。グローバルIPアドレスは外部のネットワークと通信するために機器ごとに一意に割り当てられるアドレスで、プライベートIPアドレスは独立したネットワーク内で機器を識別するために一意に割り当てられるアドレスです。
アイティーエムの主軸サービスであるMSP事業のシステム運用監視サービス(MSL)は、サーバやネットワーク機器の監視やシステム全体の運用・監視など、24時間365日体制で統合的にお客さまのシステム環境をサポートするサービスです。システム監視ルートは、パブリッククラウド環境の場合にはインターネット経由で、オンプレミス環境の場合には専用線(L2回線)やインターネットVPNでというように、お客さまご利用のシステム環境に合わせて、対応いたします。
例えば、クラスAのネットワークを構築した場合、1つのネットワーク内に「16777214個」のホスト(=コンピュータ)を配置することが可能になります。ですが、現実的に考えてそのような数のコンピュータを同一ネットワーク内に配置することはあり得ません。
IPアドレスは32bit(2進数32桁)の数値で、8桁の2進数を4つ並べた形をしています(冒頭の「192.168.1.1」は4つを十進数に直してピリオドで区切ったものです)。さらにIPアドレスは前半の「ネットワーク部」と後半の「ホスト部」に分けることができます。「ネットワーク部」にどれだけの桁を割り当てるかにより扱えるネットワークの数が決まります。また、「ホスト部」にどれだけの桁を割り当てるかにより扱えるホスト(コンピュータ)の数が決まります。また、ネットワーク部とホスト部の境界をあらかじめ決定する「クラスフルアドレス」に加え、現在では境界を柔軟に移動できる「クラスレスアドレス」の仕組みも考案されています。
IPアドレスの設定方法は自動取得と手動で設定する2つの方法に分かれます。自動取得はパソコンやスマートフォンをインターネット接続するために、私たちが常日頃あまり意識をせずとも自動的に設定しインターネットに接続をし利用している方法です。一方で手動設定は会社の社内ネットワークや特定のサーバへアクセスをするなど、限られた人だけが接続できるようにするためセキュリティ対策をするために行われる方法です。
IP 通信では、1500オクテット(1オクテット=8ビット)の細切れにしたデータで通信をしており、細切れのデータを「パケット」と呼ばれている。
ネットワークは細切れのデータで通信するようになって大きく進化したのだ。
サブネットマスクはIPアドレスとは別に32ビットの2進数を用意する必要がありますが、簡略化した表記方法として「CIDR表記」を使用します。CIDR表記はIPアドレスに「/ネットワークのビット数」を記載するだけの簡単な記載方法です。
グローバルアドレスは公衆の電話番号で、プライベートアドレスは会社の内線番号のようなものと言えば分かりやすいかもしれません。インターネットに接続しない社内ネットワークでは、基本的にすべてプライベートアドレスを使用するのが一般的です。プライベートアドレスを使用しているネットワークをインターネットに接続する場合はアドレス変換(NAT)機能を使用してグローバルアドレスに変換する必要があります。
MacOSでWi-Fi接続をしている例で、IPv4、IPv6ともに自動取得をし割り当てています。DHCPサーバとは、インターネットなどのIPネットワークに一時的に接続する機器に、IPアドレスなど必要な情報を自動的に発行するものです。
IPアドレスには、クラスという考え方があります。IPアドレスは数字の羅列ですが桁数があります。インターネットでパソコンやサーバなどのいわゆるホストがつながるために振り分けられるのですが、その数字のなかにはホストに該当する部分と、ネットワークに該当する部分があります。ホストに割り当てられるIPアドレスの桁数が大きいということは、ネットワーク内に多くのホストが存在することになりますから、ネットワーク全体としては規模が大きいことになります。このようにクラスというのはネットワークの規模によって利用できるIPアドレスを振り分ける考え方のことです。
IP ヘッダには、パケットの寿命がセットされている。これはパケットが目的地にたどり着くことが出来きず永遠にIP網をさまよい続けるの防止するためのものだ。この寿命が尽きたり、誤ったIPアドレス宛てで目的地そのものが存在しない場合に送信元のコンピュータに不達通知をするのが「ICMP」だ。
ICMP は TCP や UDP のようにデータを運ぶものではないが、不達とかネットワークが混雑しているとかの通信コントロールに必要な情報を伝達する裏方を担っている必要不可欠なプロトコルだ。
中継依頼を受けたルータは、直接通信できるネットワークであればそのまま中継をし、直接通信ができない宛先の場合は、自分が持っているルーティングテーブルを調べて、中継を依頼すべきルータを知ることができる。自分が知らないネットワークが宛先になっている場合はデフォルトゲートウェイに中継を依頼するのだ。
ルータは、送信元のコンピュータと同様に、自分と通信できるルータの存在しか知らず、その先に出どのような中継をされるのかについては一切知らない。