ipアドレス 動的
一方、動的IPアドレスの場合はWhoisで検索しても、当該IPアドレスを割り当てたプロバイダーの情報が表示されるにとどまり、個人を特定する情報までは得られません。
企業や団体では、自社ドメインを得る際に不変のグローバルIPアドレス(固定IPアドレス)が割り当てられますが、個人がインターネットに接続する際は一般に、契約するプロバイダーが管理する空きIPアドレスの中からインターネット接続のたびに動的に割り当てられます(動的IPアドレス)。
また、固定回線やモバイルWi-Fiも、プロバイダによっては動的のグローバルIPが標準仕様となっています。
・不正アクセスが懸念される
近年、不正アクセスをはじめとしたサイバー攻撃が増加しています。動的IPアドレスと異なり変わらない固定IPアドレスは、ハッカーによって特定されやすいことが考えられます。
通常、プロバイダからルーターのWAN側(インターネット側)に与えられるグローバルIPアドレスは、動的IPアドレスです。ルーターを再起動することで、それまでと異なるグローバルIPアドレスが、プロバイダによって再設定されます。
そのため、動的IPアドレスでIPが変わるタイミングは「モデムやONUをインターネット回線から切断した時」となります。
ーWindowsの場合
コマンドプロンプトを立ち上げ、「ipconfig /all」と入力。→「IPv4 アドレス」もしくは「IP Address」の箇所に記載されている数値が、プライベートIPアドレスです。
動的タイプの場合、IPアドレスはISPから自動的に割り振られるため、特別な接続設定などは不要だ。また、番号が変動するので、ユーザーが特定されるリスクも低いだろう。
インターネットに接続するたびに、ISPから新たなIPアドレスが自動的に割り振られるのが動的(可変)IPアドレスで、普段スマホやPCなどを利用するときに割り当てられるのがこちらのタイプとなる。一定時間が経過したり、ネットを切断するたびに番号が変更される。家庭用Wi-Fiはもちろん、公衆Wi-Fiなどでもこちらのタイプが採用されている。
動的IPアドレスを設定したい場合、どうすればいいですか?
IPアドレス(Internet Protocol Address)は、ネットワークに接続された機器(PC、スマートフォン、ネットワークプリンタ等)を識別するために各機器に割り振られる番号です。簡単に言えば、通信の宛先を決定するための「ネットワーク上の住所」です。IPアドレスには、規格の違いにより「IPv4」と「IPv6」の2種類があります。さらにIPv4のIPアドレスには「プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)」と「グローバルIPアドレス」があり、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスそれぞれについて「固定IPアドレス」と「動的IPアドレス」があります(表1)。
固定IPアドレスは一般家庭では不要な物です。そのため、固定IPより安くネットを契約できる点は動的IPアドレスのメリットであると言えます。
IPアドレス割り当ての仕組みは、「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」その中でも「動的プライベートIPアドレス」と「固定プライベートIPアドレス」の組み合わせによって仕組みが異なります。
なお、自宅ルーターやスマートフォンのNICに割り当てられた動的IPアドレスは、「確認くん」など無償の検索サイトで確かめられます。
そのため、常にIPアドレスが変動する動的IPアドレスのネット回線を利用している場合、自宅のLANの外側のネットワークから自宅のパソコン・サーバーにアクセスすることができなくなります。