ドメイン名には Webサイトの役割を訴求する効果が見込めます
ドメイン名は誰でも購入することができます。ドメインホストか登録事業者を通じて、誰も使用していない名前を見つけ、所定の年間料金を支払えばドメイン名を所有することができます。
CO.JP(企業)、AC.JP(大学等)など、組織の種別ごとに区別されたドメイン名。一つの組織が登録できるドメイン名は一つだけです。
ネームサーバーはユーザーの目に触れることはありませんが、それが止まってしまうとドメイン名を利用しているインターネットのあらゆる機能が使えなくなってしまいます。このため、各ドメイン毎に配置されるネームサーバーは最低2台運用するという慣行になっていて、1台が止まってももう1台がバックアップするという形になっています。上位の階層のドメインのネームサーバーほど止まった時の影響が大きく、最上位のルートサーバーは全世界に13組配置されています。
WHOIS ディレクトリはドメイン名の所有者と IP アドレスを調べるためのものです。インターネット上には、無料で利用できるウェブベースのディレクトリが数多くあります。WHOIS ディレクトリに掲載される情報には、住所と電話番号が含まれます。
実は、インターネット上のコンピュータ同士が通信する際には、「192.0.2.34」といった数字をピリオドでつないだ「IPアドレス」と呼ばれる番号によって通信相手を特定しているのですが、このような数字の羅列を人間が識別するのは非常に困難です。そこで、人間が覚えやすいように「jpnic.jp」といった文字列からなるドメイン名が利用されているわけです。
ドメイン名空間の最上位にあるネームサーバーは「ルートサーバー」と呼ばれます。このルートサーバーが管理している「ルートゾーン」には、「jp」や「com」といったトップレベルドメインのネームサーバー(のホスト名とIPアドレス)が記述されており、ルートサーバーはそれらのネームサーバーがどこに位置しているのかを把握しているというわけです。
JPドメイン名には、大きく次の三つの種類があります。
ドメインはWebサイトの「住所」を表すものです。住所が複雑で分かりにくければ、訪問者は遠のいてしまうでしょうし、どのようなWebサイトなのかが示されていれば、ドメイン名を見ただけで訪問してくる人も増えるでしょう。ドメイン名には、Webサイトの役割を訴求する効果が見込めます。単に好きな文字を並べただけでは十分な効果は得られません。Webサイトをどんな目的で使用するのか、どんな効果を狙っているのかを考慮した上でドメイン名を作成するのが好ましいでしょう。
郵便で手紙を送る時に住所が必要であるのと同様に、インターネットでは、電子メールを送ったりウェブサイトを見たりするために、相手がインターネット上のどこにいるのかを特定する必要があります。ドメイン名は、言ってみれば「インターネット上の住所」にあたるものです。
JPドメイン名の種類の詳細について記載しています。
このように、ドメイン名に使える文字には一定の制約があるものの、日本語が使用可能になるなど、いろいろな選択肢が考えられるようになっています。使いたいドメイン名は英数文字を組み合わせるべきか、日本語を用いるべきかを検討し、適切なものを作成することが大切です。
それぞれの階層の各ドメインには「ネームサーバー」と呼ばれるデータベース機能が配置され、その空間にある名前の管理を行っています。ネームサーバーは、基本的にはその配下にあるドメイン名とIPアドレスの対応関係を管理するものですが、そのさらに下の階層のドメイン(サブドメイン)を管理しているネームサーバーの位置を示す役割も担っています。
ドメイン名を決めるとき、Webサイトを訪問する人が分かりやすいか、なじみやすいかを考慮することを忘れてはなりません。自分の好きな文字列のドメイン名であっても、Webサイトの用途や目的と合致していないもの、サイト訪問者が覚えにくいものなどは、好ましいドメイン名とは言えません。
さらに「・」や「ヽ」「ゝ」「々」「ー」などの特殊な文字もドメイン名として使用することが可能です。
新しいドメインは、単に取得しただけでは使えません(名前解決できません)。そのドメインを指定した際にアクセスするサーバーの具体的なIPアドレスをDNSに登録する必要があります。前述の「pfs.nifcloud.com」であれば、「nifcloud.com」の権威サーバーに「pfs」サブドメインでアクセスするサーバーのIPアドレスを登録します。ドメイン名の取得とDNSの設定方法について、詳しくはこちらの記事も参照してください。