ドメインアドレスとは

ドメインアドレスとは

登録の方法は、それぞれのサーバーのマニュアルをご覧ください。どのレンタルサーバー会社も、独自ドメインでの運用は想定しているため、ドメイン設定のマニュアルは必ずあるはずです。

基本的に、独自ドメインは更新し続ける限りは継続して利用できます。仮にサーバーを変えても、ドメインはそのまま使うことができるので安心です。

ウェブサイトを新しく作る際に、「独自ドメイン」や「サブドメイン」というキーワードがよく出てきます。これらの意味や違いについて説明します。

送信側のメールサーバーは、メールアドレスのドメイン名を使って、送信先のメールサーバーを特定する(図3)。メールサーバーとは、メールを中継するコンピューター。現実社会での「郵便局」に相当する。

まず、ドメインの概要について解説します。ドメインとは、簡単にいえば「インターネット上の住所」です。この概念を理解するために、インターネットとWebサイトの関係について考えてみましょう。

ホームページを検索結果の上位に表示させるための対策を「SEO」と呼びますが、SEOの面でも共有ドメインとは違いがあります。検索順位を決定するSEOの評価は、ドメインに対しても行われます。共有ドメインは他の人もドメインを使用していることになるため、同じ共有ドメインを利用しているホームページがGoogleからのペナルティを受け順位が下がると、自分のホームページにも影響する可能性があります。また、Googleの発表で、ブラウザの検索結果に表示される同一ドメインのURLは「基本的に最大2つまで」という仕様になっているようです。つまり、「aaa.kantanblog.jp」「bbb.kantanblog.jp」「ccc.kantanblog.jp」が競合会社で、同じキーワードで検索上位を狙っていた場合、3つのホームページのうち2つしか検索結果に表示されないということが起こり得ます。

「トップレベルドメイン」には、「.com」など特定の領域や分野ごとに割り当てられた汎用トップレベルドメイン(gTLD)や、「.jp」など国ごとに割り当てられた国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)があります。

独自ドメインは「example.com」のうち「example」の部分を好きな文字列に、「.」のあとのトップレベルドメインを予め用意されたいくつかの文字列から選択して組み合わせるため、オリジナルなものを使用できます。すでに誰かが使用しているものは使うことができません。世界に一つしかない完全オリジナルなドメインなので、信頼性の向上とブランディングの観点でビジネス利用や、本格的な活動をされている場合にオススメです。また、ドメインは自身で所有するものになるため、共有ドメインのように事業者の事情に左右されることがありません。

厳密にいえばURLとドメインは違うものというよりも、全体とその一部の関係と言った方が適切です。

独自ドメインで作るメリットは?

メールアドレスは、@(アットマーク)の右側に書かれたドメイン名と、@の左側に書かれたユーザー名(メールアカウント)で構成される(図2)。

気をつけたいのが、企業で独自ドメインのメールアドレスを設定する場合に設定しておくべきアカウント名があるという点です。これは、インターネットでのルールのひとつとして、RFC2142という文書によって定義されています。RFCはIETFという団体が取りまとめている文書で、インターネットの各種プロトコルや関連事項を定義しています。RFC2142での取り決めは、「義務ではないものの、なるべくなら設定しておくといい」という性質のものです。企業では次のようなアカウント名をメール設定しておくことが推奨されています。

実はこの「co.jp」や「com」は、そのドメインの「種類」を表しているのです。種類は大きく、「分野別トップレベルドメイン」と「国コードトップレベルドメイン」の2つに大別されます。

サービス運営会社が所有するひとつのドメインをユーザーが共有します。例えば「はてなブログ」でブログ運営を行うユーザーは、その他のユーザーと「hatenablog.jp」というドメインを共有することになります。運営会社が提供するものなので基本的には無料で使用が可能ですが、自分で名前を決められない、サービス提供が終了すれば使用不可になる、などデメリットがあります。

ドメインを取得する際、「.com」や「.jp」といった「TLD(トップレベルドメイン)」を選ばなければなりません。ムームードメインでよく利用されているTLDの特徴や取得条件についてまとめました。

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