同じipアドレスを検出

同じipアドレスを検出

これは上述の「1」と同じことなのですが、ADCが存在するセグメントにデバイスを接続する場合、サーバのIPアドレスやネットワーク機器のIPアドレスだけでなく、ロードバランサの
バーチャルサーバに割り当てているIPアドレスも意識するようにしましょう。見落としがち。

しかし、まれにDHCPを使って自動的に割り当てているのにも関わらず、同じIPアドレスが割り当てられてしまう場合があります。この場合、機器の再起動などをしてDHCPから新たにIPアドレスを取得するようにすれば解決することも多いですが、IPアドレスは一定期間保持するようになっていることも多いので、切り替わらない場合には別途の対処が必要になります。

自身のIPアドレスを目標IPアドレスにセットして送信します。「〇〇.〇〇.〇〇.〇〇のIPアドレスを持つMACアドレスは何ですかー?」と呼びかけるのは同じですが、それが自身のIPアドレスになっています。

一般家庭でWi-Fiルーターなどを導入していれば、各機器(パソコンやスマートフォンなど)に重複しないIPアドレスが割り当てられますが、手動で設定したりしていると「誤って同じIPアドレスを設定してしまった」と言うことはありえます。この場合には、手動で設定しているIPアドレスを一意(ユニーク)になるように再設定するだけで解決できます。

こうなると大変です。IPアドレスが重複しているので、まずは新しく導入されたプリンターのIPアドレスを変更する必要があります。
次に、ドキュメント上は存在しない機器の在り処を探らなければなりません。PCからPINGコマンドを打ってみます。やはり、どこかに同じ番号の機械があるようで、応答が返ってきました。次にTracertコマンドでネットワーク経路を確認。こうすることで大まかにどの建物にあるのかがわかります。今回は別なスイッチを介さずに直接機械に到達したので、同じ庁舎内にある機械とわかりました。

なぜ自身と同じIPアドレスをセットするのでしょうか。それには2つの目的があります。

自分と同じIPアドレスを使っている端末はないはずなので、基本的に答えは返ってくることはないはずです。
しかしもし同じIPアドレスを使っている端末がいたらARPリプライを返却されます。これによってIPアドレスの重複を確認することができます。

IPアドレスの重複とは、同じネットワークに接続している複数のインターネット端末に、同一のIPアドレスを割り当てられた状態のことを指します。

このIPアドレスは一意(ユニーク)であり、各ネットワーク機器は「重複しない番号を持つ」と定められていますが、何らかの理由によって同じIPアドレスが割り当てられてしまうことがあり、これをIPアドレスの競合と呼びます。

「私と同じIPアドレスを持っている人はいませんかー?(その人のMACアドレスを教えて下さーい)」と呼びかけています。なぜ自身と同じIPアドレスを持つ端末を探すのか?という理由は後述するとして、まずは先に仕組みをご説明します。

「IPアドレスの重複(競合)」とは、同じネットワークに接続されている複数の端末に、同一のIPアドレスが設定(割り当て)されている状態のことを指します。

他の端末と同じIPアドレスを使っていないかチェックするためです。新しくIPアドレスを設定した際に、GARP(ARPリクエスト)を全端末へ送信します。自身と同じIPアドレスが設定されているので、「このIPアドレスを使っても良いですか?」と確認することができます。

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