サーバー ハードディスクの復元

サーバー ハードディスクの復元

搭載HDDが多くなれば、それだけ物理的な負荷が増えるため、トラブルが発生する可能性が高くなる。しかも、大規模なサーバーでは、容量が大きいことによる単純なデータ抽出時間の増大だけでなく、通常のファイル復旧ツールでは対応していないデータ構造になっている場合もあるため、復旧作業の難易度も非常に高くなる。

ファイルサーバーのデータをうっかり削除してしまった場合には、OSのバックアップ機能や復旧ソフトを使って復元できます。しかし、こまめにバックアップをしていなかった場合や本体ドライブのダメージが大きい場合などには復元率が下がります。

お客様からのご依頼内容
エンドユーザー様が使用されているDELL製サーバーのPowerEdgeで、いくつかの仮想環境を構築してサーバーの運用を行っていました。落雷によって大阪市内のエンドユーザー様のビルで停電が発生し、それ以来サーバーが起動できなくなったとのことです。用途ごとに併せて5台分の仮想サーバーが稼働しており、データ復旧ができないと会社の存続自体が非常に危い状況です。何とかデータの復旧をお願いします。

「大容量で安価なHDDが増えたことでデータ容量が増大していますが、それによってデータを復旧するために時間はかかりますし、大容量を実現するために特別なファイルシステムを採用することも増えていて、復旧難易度が大きく高まっています。そこは技術的に戦っていかなければならない部分ですが、お客様の側でも、大容量HDDやサーバーシステムは一度故障すると復旧難易度が高いことを前提とした対策を取る必要があると思います。たとえば、コンシューマ向けHDDはNASやサーバー向けHDDに比べると故障率が高いので、データ保存用には、なるべく高品質なHDDを使うようにすることも重要になってくると思います」(井瀧氏)。

デジタルデータリカバリーでは、2020年に容量が100~300TBクラスのデータサーバーの復旧依頼が立て続けに入ったそうだ。HDDが44本入った容量300TBの大容量サーバーの事例では、HDDに論理障害が発生して、ファイルシステムが壊れた状態になっていた。

ランサムウェアの相談に加えて、2020年に特に目立ったのが、大容量サーバーや大容量HDDのデータ復旧依頼だったという。HDDの容量も近年大きく増大している。現在、コンシューマ向け3.5インチHDDでは1台で18TBの容量を実現する製品も登場していることからもわかるように、HDDの出荷台数はここ数年減っているものの、容量は右肩上がりに増えている。大容量HDDは内部のディスクに高密度でデータが記録されているため、データ復旧の難易度がかなり高く、データ復旧に必要となる時間も長くなる。

最新のアルゴリズム解析、海外ラボとも連携し、TeraStation、LANDISKなどのNAS、各種サーバ機のデータ復旧、またRAIDや最新の可変RAID、暗号化RAIDまで、サーバー、RAID機器には絶対の自信があります。

データ復旧サービスとは、パソコンのハードディスクやUSBメモリー・SDカード、RAID・NASサーバーなど、様々な記録媒体やその他メディアのデータが何らかの原因により障害を起こし故障した結果、開かなくなってしまったり、データが消えてしまった場合、特殊な技術でデータの復旧を行うサービスです。

ファイルサーバーからデータが消失する原因は、「うっかりミス」から自然災害まで実にさまざまです。データを保護するクラウドサービスを上手に利用することで、データ消失リスクを軽減できます。そこでおすすめなのが、イッツコムの「box」です。「box」はクラウド型コンテンツマネジメントツールで、多くの政府機関や機密情報を扱う企業で使用されています。その特徴を見てみましょう。

ファイルサーバー内にあるのは、日常業務で使用し積み重なっていく膨大なデータ、一部の社員しか利用しない機密性の高いデータなど、それぞれ重要度が異なることが一般的です。データの重要度に応じてアクセス制限をかけておけば、不用意に重要なデータを消失してしまうリスクを軽減できるでしょう。

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