ユーザーごとに管理を行いたい場合はファイルサーバーが向いています
現在はファイルの共有だけが目的であっても、将来的にユーザーの個別管理や機能拡張を考えている場合も、やはりファイルサーバーがおすすめです。
DLNAサーバー機能のほかに、DTCP-IPにも標準対応。NASに保存した動画や音楽を、ネットワークに対応するテレビやオーディオ機器などで楽しめます。さらに、録画したテレビ番組を、対応レコーダーに移してBlu-rayやDVDメディアに書き出せるのもポイントです。
音楽再生用のネットワークハードディスクです。オーディオ用にカスタマイズされたメディアサーバー機能とCDリッピング機能を搭載しているのが特徴。音楽の取り込みから再生・保護までを簡単に行えるのがメリットです。
ユーザーごとに管理を行いたい場合はファイルサーバーが向いています。ファイルサーバーはユーザーごとにアクセス制御を行ったり、ストレージの容量を増やしたりすることが可能です。ネットワークHDDと比べると費用の面でデメリットがありますが、その分、きめ細やかなシステム運用が可能です。
NASは、ファイルサーバーと同じようにネットワークを介してデータを記憶することができるため、「広義のファイルサーバー」ということもできます。しかし、ファイルサーバーは単体の記憶装置ではなく、ファイルを保存するためのパソコンです。そのため、古いパソコンをファイルサーバーとして使用することもできます。
パソコンの保有台数が多い企業も、ファイルサーバーの導入が望ましいでしょう。ファイルサーバーはネットワークHDDと比べて、速度が接続台数に影響されにくいからです。接続台数が50台を超える場合は、ファイルサーバーの導入がおすすめです。
「シノロジー」は、世界中に6ヵ所の拠点を構えるグローバル企業です。NASやラックマウントサーバーをはじめ、監視システムやWi-Fiルーターなどを取り扱っています。
DLNA対応のメディアサーバー機能を搭載しているのも特徴。パソコンから保存した動画をリビングのテレビで視聴したり、USBメモリから取り込んだ音楽を書斎のステレオで再生したりと、多様な楽しみ方が可能です。
また、自動構成されるRAID(複数のハードディスクを1つのハードディスクとして管理する技術)により、万が一のデータ消失を防ぐ保守性が高まりましたし、アプリのバージョンアップが進んだことにより、Windowsサーバー機に近い運用をすることも可能になりました。
ネットワークHDDとファイルサーバーは、複数人でファイルを共有するときに便利です。それぞれに異なる特徴を持つため、メリットとデメリットを踏まえて、自社のシステムに適合したものを選んでください。
また、DLNAに準拠したサーバー機能を内蔵。デジタルカメラやパソコンで保存している動画をテレビで視聴できます。さらに、DTCP-IP機能を利用すれば、対応する録画機器の保存番組を取り込んで送信可能です。
ちなみに関係ありませんが、SASコントローラにはSATAディスクも接続可能なので、SASコントローラ搭載のサーバであればSATAディスクを混在できます。この場合にはSATA規格で接続したディスクだけ半二重になる(はず)です。
また、本製品だけでなく、リモートサーバーやクラウドストレージへも手軽にバックアップできるのもポイント。突然の故障や災害時でも大切なデータが失われることがありません。スピードと安全性を兼ね備えるアイテムです。
ネットワークハードディスクもファイルを共有して使用するという部分は、ファイルサーバーと変わりありません。ネットワークハードディスクの最も大きなメリットとしては、パソコンがなくても接続できるということが挙げられます。
ファイルサーバーは、ネットワーク上でほかのコンピューターとファイルを共有したり、データのやり取りをしたりできるコンピューターのことです。どんなコンピューターでもサーバーにできるというわけではなく、耐久性やサーバーとしての機能を十分に果たせるスペック(能力)が必要になります。このようなパソコンは「サーバー用パソコン」、「サーバー専用機」などと呼ばれています。