apex マッドマギー
また、スティーブ・フェレイラは初期のころはグレネードが大量に持ち歩けたこと、TTK(キルタイム)の調整があったこと、オルタネーターのディスラプター弾、ピースキーパーのチョークがデフォルトじゃなかったことなども思い出させてくれた。そのほか、レジェンドの開発には1年半かそれ以上かかることもあると開発の難しさが語られていた。シーズン11のインタビューで語られていた内容に近いが、ストームポイントについては最初のシーズンから学んだことを活かした初めてのマップになったのだそうだ。
ゲームプレイエンジニアのChris Winderによると、マッドマギーのアビリティキットは最初はマギーのものではなかったとのこと。このアビリティキットは、最初はポーランドのフサリア(重騎兵)のインスピレーションから始まり、壁を突破するブリーチングに特化した一人SWATのようなイメージだったようだ。初期にはライオットシールドやフラッシュバン、足にショットガンを装着してドアを破れるようなアビリティキットだったらしい(筆者注:過去にリークされたアビリティに似ている)。そしてシーズン8でマッドマギーが登場し、最終的にこのアビリティキットがマギーに当てはめられたようだ。現在のマッドマギーのアビリティキットは攻撃的なプレイメーカーとして役立つものになっているそうで、敵が守っている拠点を突破できる性能になっているのだろう。
ヒューズと戦って勝てるような人間として彼女が生まれたようで、オーストラリアがモチーフのヒューズに対し、彼女はニュージーランドがモチーフになっているという。オーストラリア人とニュージーランド人の間には、仲間でありながらライバルでもあるといったジョークがあるのだそうだ。英語版での彼女はニュージーランドの先住民族・マオリの言葉(フレーズ)を話すこともある模様。Sam Gillもニュージーランドの出身のようだが、ニュージーランドのほかのスタジオとも協力してマッドマギーが作られていったようだ。
公式サイトによると、新シーズンでは期間限定モードの「コントロール」が最初の3週間だけ実装される。コントロールは9vs9のチーム戦で、コントロールポイントの制圧が目的となる。装備はロードアウトを選択して降下する方式で、無限にリスポーンできる仕様になるようだ。また、公式サイトでは「空中都市の様子がおかしい」と書かれており、なにかしらオリンパスのマップ改変があるのだと思われる。
ダウン殺しは、ダウンをしている敵に対してマッドマギーの戦術アビリティであるライオットドリルを使うことでダウンしている敵を安全に確定キルまで持ち込むテクニックです。
シーズン8のストーリートレーラーではヒューズのApexゲーム参戦が気に食わなかった様子のマッドマギー。今回のトレーラーと公式サイトによると、マッドマギーには「Apexゲームで死ぬまで戦い続けよ」との判決が下された模様。ヒューズは自らの意思でApexゲームに参加している感じだったが、マッドマギーはシンジケートによって不本意ながらApexゲームに参加させられている形になるようだ。マッドマギーはコミックにおいてはヒューズの手から離れて落下していく様子が描かれていたが、どうやらシンジケートに捕まってしまっていたようである。
第2回のプレゼンではマッドマギーの開発初期の話が語られた。ナラティブ・リードのSam Gillはマッドマギーについて、「ヒューズにフォーカスしていたとき、ダイナミックで映画的なバックストーリーを表現する方法がほしかった」と振り返る。
IGN JAPANでは開発者プレゼンテーションの第2回にも参加することができた。第2回ではマッドマギーのストーリーや開発秘話、3周年の振り返りなどについて語られた。本稿ではマッドマギーの話を中心にピックアップ。彼女のストーリーやアビリティ性能について振り返りつつ、プレゼンでわかったこともお伝えしよう。プレゼンではマッドマギーについてニュージーランドがモチーフのキャラだと語られ、ドームシールドのなかにいる敵を妨害するなどアビリティの有効な使い方が解説された。
マッドマギーのアビリティ詳細は以下の通り。公式サイトの紹介ページはこちら。
彼女はただの背景キャラクターでいられないような人物だから、レジェンドになったと冗談のようにSam Gillは語る。また、ヒューズ実装のときにマッドマギーのファンアートが多かったことも実装の後押しになったようだ。