dnsサーバー 設定変更
何も設定していなければ、プロバイダーのDNSサーバーが割り当てられるが、プロバイダーによっては低速なこともある。そうした場合は、パブリックDNSサーバーを使うと通信速度の向上が期待できる(図1)。
詳しくは、カゴヤ・ジャパンの公式マニュアル「DNSレコードの設定」などをご覧ください。
ネットワークと共有センターから「アダプターの設定の変更」を選択します。
スタートメニューから設定アイコンを選択し、ネットワークとインターネットを開きます。アダプターのオプションを変更するを選択し、変更対象となるアダプターを右クリックし、プロパティを選択します。一覧のインターネットプロトコルバージョン4を選択後、プロパティをクリックし、次のDNSサーバーのアドレスからDNSサーバーのIPアドレスを設定します 。
以上で設定は完了です。
最後に、Wi-Fiではなくキャリアの回線を使っている場合は、DNSサーバーの変更が面倒になります。iOSの場合、アプリの追加なしに変更することはできません。また、Androidの場合は、Android 9 Pieである必要があります。iOSではDNS Overrideというアプリを、AndroidではDNS Changerというアプリを使うことで、キャリアの回線でもDNSサーバーの設定を変えることができます。セルラー回線でどうしてもDNSを変えたいということであれば、これらのアプリを検討してみてはいかがでしょうか。
DNSサーバーの設定を変更することはそれほど難しくはありません。無線LANルーターの場合、変更方法は機種によってさまざまですが、たいていはブラウザでルーターの設定画面にアクセスすることで、DNSサーバーを変更することができます。無線LANルーターでDNSの設定を変更すれば、接続しているデバイスについてひとつひとつ設定を変更する必要がありません。
DNSサーバーの設定を変えるには、すこし手間がかかります。まず、Android端末のIPアドレスを静的に変更しなければなりませんが、これにはIPアドレスの重複が発生しないよう、ルーター側の設定も考える必要があります。もし、IPアドレスの重複が発生しないようであれば、設定からネットワークとインターネットを選択します。Wi-Fiをタップして、接続しているネットワークの設定アイコンを選んで、鉛筆マークを選択(もしくはWi-Fi名を長押ししてネットワークを変更を選択)します。詳細オプションをタップしてIP設定を静的(固定)に変更した後で、DNSサーバーの設定を変更することができます。
ここまでいかがでしたか。DNSサーバーそのものと、基本操作についてご理解いただけましたか。どの業者のサービスを利用するかによりパターンがあるため、わかりづらい部分もあります。ドメイン名やIPアドレスについてもわかっていれば、スムーズに設定まで進めるのではないでしょうか。この機会に、チャレンジすることをおすすめします。
グーグルのパブリックDNSも覚えやすいIPアドレスで、8.8.8.8と8.8.4.4になっています。Cloudflare同様、スピードとセキュリティが売りで、さらにグーグルならではの信頼感があります。匿名化されたものを保存しておくものの、IPアドレスのログは48時間以内に削除される設定です。
一方、IPv6の通信時は、プロバイダーから直接パソコンなどにDNSサーバーの設定が割り振られる場合が多い。そのため、パソコンのネットワーク設定で、パブリックDNSサーバーを指定する(図4)。なお、パブリックDNSは環境によって利用できないこともある。接続できなくなった場合は、元の自動設定に戻す。
ネットワーク設定を少し変更するだけで、通信環境が改善する場合がある。まずは、DNSサーバーを「パブリックDNSサーバー」に変更してみよう。DNSサーバーは、ドメイン名をIPアドレスに変換する役割を持つ。例えば、WebブラウザーにURLを入力すると、DNSサーバーのデータベースを参照し、URLのドメイン名から、IPアドレスを割り出して接続する。
パブリックDNSサーバーは、各社が提供しており、無料で利用可能。サーバーのIPアドレスは公開されており、それをパソコンやWi-FiルーターのDNSサーバーの設定欄に入力すればよい(図2)。
自分で設定変更できるとはいえ、個人的なDNSの設定変更にはメリットもあればデメリットもあります。そのため、まずはDNSがどのようなものなのかをしっかりと理解することが重要です。そのうえで、適切に利用できれば、より快適で安全なインターネットライフを送ることができるでしょう。
(注1) キャプチャ画像は、カゴヤ・ジャパン様より許可を得て、Webサイトと同じ画像を使用しています。(注2) DNSサーバーとWebサーバーともにカゴヤ・ジャパンの場合は、DNSレコードの設定はなく、Webサーバーの設定だけで済みます。(注3) 設定がインターネット上で反映するまでに、数分から数時間かかる場合があります。